こんにちは。

今回は、犬のフィラリア症についてお話しさせていただきます。

犬を飼うとフィラリアの予防を行わなければなりません。

しかしながら、フィラリア症とはどういうものなのか、予防の必要性はどういうものか分からず行っている飼い主様も多いです。

ですので、犬のフィラリア症について予防の必要性も含めて今日はお話しさせていただきます。

犬のフィラリア症ってどんな病気？？

犬フィラリアという虫が犬の心臓などに寄生する病気です。

蚊が犬フィラリア症に感染した犬から、犬フィラリアの幼虫を運んできます。感染した犬の血を吸った蚊が、他の犬の血を吸うことによって感染します。犬フィラリアに感染した犬の血液中にはフィラリアの幼虫がいます。蚊が血を吸うときにこの幼虫が血液と共に蚊の中に入り別の犬（正常犬）の血を吸うときに犬フィラリアが犬の体内に入り感染してしまいます。

どのような症状が出るか？

犬のフィラリアに寄生されると次のような症状が出ます。

• 咳が出る。
• 元気がない。
• 呼吸が苦しそう。
• 食欲不振
• お腹が膨らんできた。（腹水が貯まる）
• 尿が赤くなる（血尿）

フィラリア症は、症状が重い場合、亡くなってしまうこともあります。また、治療として手術をして、心臓から犬フィラリアを取り除かなくてはならない場合があります。

症状が出たら動物病院に相談しましょう。症状が軽い場合は、大掛かりな治療をしなくても済みます。

犬のフィラリア症にならないためにはどうするべきか？

予防が大切です。動物病院の先生の指示通りフィラリアの薬を毎月一回投与することが大切です。一般的に春から秋にかけて毎月一回欠かさず最後まで投与することが大切です。

体内に入り込んだフィラリアを幼虫の段階で駆除するために月に一度投与する必要があります。

これはフィラリアが大きくなって心臓に寄生するのを防ぐために行っています。

予防する前には検査が必要

体の中にフィラリアがいるかどうかを検査する必要があります。検査をしないで投与した場合、もし、フィラリアにかかっていた場合はショック症状を起こしてしまうことがあります。ショックの状態によっては亡くなってしまうことがあるので必ず検査を行いましょう。

予防する期間は？

春蚊をみかけるようになった翌月から、蚊を見かけなくなった翌月まで必要になります。地域によって様々です。暖かい地域だと一年間通して行っていたりします。関東地方だと、4月くらい～12月まで行われます。

最後の投与を忘れてしまうと…

犬フィラリアが体の中で大きく育ち、心臓に寄生してしまう場合があります。

ですので、きちんと最後まで予防を行うことが大切です。