暖かくなってくるとノミやダニの予防が必要になってきます。
今回は、ノミダニ予防の必要性と正しい予防方法についてお話しさせていただきます。
ノミについて
愛犬へのノミの被害とは?
ノミアレルギー性皮膚炎
ノミが寄生することによって起きる皮膚炎です。激しいかゆみや湿疹、脱毛が主な症状です。一度この病気になると僅かなノミの寄生でも皮膚炎に悩まされます。
瓜実条虫
条虫の卵をもったノミを、犬が食べてしまうことによって寄生します。下痢や嘔吐の原因になります。
人への被害とは?
ノミの刺咬症
ノミに刺されることで起きる皮膚炎です。患部をかくことで、細菌に感染し重い症状になることもあります。
マダニについて
マダニは春と秋の2回ピークシーズンを迎えます。ですので、年間を通して定期的なマダニ対策が重要といえます。
愛犬へのマダニの被害とは?
マダニは多くの病原体を媒介します。そのため、吸血による貧血や皮膚炎だけではなく、命さえ脅かす病気にかかる危険性があります。
犬バベシア症
バベシア原虫が犬の赤血球に寄生して破壊します。それによって、貧血、発熱、食欲不振、黄疸などが見られ、急性の場合は死に至ることもあります。
人への被害とは?
SFTS(重症熱性血小板減少症候群)
2013年に日本でも初めて死亡例が報告された、ウイルスによる感染症でです。マダニがウイルスを媒介している可能性があり、注意が呼びかけられています。犬や猫での発症は報告されていません。2015年1月までに全国で113症例が報告されていて、うち37人が死亡しています。
日本紅斑熱
日本紅斑熱リケッチアの感染によって引き起こされます。1984年に徳島県で発見されて以来日本の関東以西の地域で確認され、死亡例の報告もあります。
上記のように、ノミ、ダニ予防は愛犬だけではなく人の健康を守る上でも大切なものになります。
ですので、きちんと予防を行いましょう!
オススメの予防薬
ペットショップに行くとたくさんのノミ、ダニ予防製品を目にします。しかしながら、中にはあまり効果がないものも売ってあるのが現状になっています。せっかくノミとり用品を買ったのに効果がなかったという話を聞くことも多いです。また、シャンプーをしていれば大丈夫と思っている方も多いですが、シャンプーではノミを完全に除去することはできません。ノミとりブラシも同様に全てのノミを駆除できるわけではありません。
ですので、今回はしっかり効果があるノミ、ダニ予防薬をご紹介させていただきます。
フロントラインシリーズ ネクスガード(ジャーキータイプ)
CMでもお馴染みのジャーキータイプのノミ、マダニ駆除薬です。ジャーキータイプですのでおやつ感覚で与えることができます。飲ませてから30分でノミを駆除し始め、6時間以内にノミを駆除します。マダニの場合は24時間で100%駆除することができます。また、食べさせるタイプのものになるのでシャンプーの影響を受けません。
駆除効果は1カ月持続します。
こちらの商品はなかなか通販では購入しにくいようです。
フロントラインプラス(スポットタイプ)
スポットタイプのノミ、マダニ駆除薬です。ジャーキータイプなどが苦手なワンちゃんにオススメです。自分でなめることができない首の後ろにつけるだけでOKです。
ネクスガードでは効かないノミの幼虫や卵に効きます。
効果は1カ月間持続します。
まとめ
犬のノミダニ予防は愛犬の健康だけではなく人の健康にも大切なものになります。
ですので、外に出て散歩に行くワンちゃんの場合は年間を通して予防する必要があります。きちんとした正しい予防方法でノミダニ予防を行いましょう!
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